8月3日から16日の14日間、伊勢崎市中学生海外語学研修が行われ、本学の学生5名がサポートインターンとして研修に参加しました。
学生たちは研修を円滑に遂行するために様々な場面でサポートし、自分たちで考え行動することで実践的に生徒教育について学んでいきます。5月より行われていた事前研修からサポートをしており、いよいよアメリカでの研修本番を迎えました。
研修に参加した中学生は60名。研修先のミズーリ州スプリングフィールドまでは24時間以上の大移動となります。学生たちは、成田空港までのバス移動、成田空港内、経由地ダラス空港での入国審査や飛行機の乗換えなど、自分の担当するグループの生徒がはぐれないないよう移動のサポートを行いました。
研修先となったミズーリ州立大学では、学生たちも中学生と同じ寮に滞在しました。洗濯機の使い方や共同で使用するバスルームの管理など細かい生活面の指導や健康管理などのサポートを行いました。
研修の朝は、毎朝7時のミーティングとラジオ体操から始まります。ラジオ体操の後は、キャンパス内のカフェテリアに移動し、朝食をとります。中学生や学生たちは、現地の大学生やカフェテリアのスタッフに積極的に話しかけるなどして、交流を楽しんでいました。
朝食後、中学生はミズーリ州立大学付属語学学校(ELI)の講師による英語の授業を受けます。学生たちは、体調不良の生徒が出た場合に備えて教室の後ろで授業を見守りました。途中にランチ休憩をはさみ午後の授業が行われます。
午後の授業後には、ELIの講師が学生向けにワークショップを開いてくれました。学生たちは授業のサポートの仕方について話し合い、講師にアドバイスをもらいました。また、その日の授業の狙いや英語教授法(TESOL)のコツなどを説明していただき、貴重なお話に真剣に耳を傾けていました。
夕食後には現地の高校生や市民との交流会、野球観戦やプールなどの様々なアクティビティが用意されていました。学生たちにとっても、こういったアクティビティは中学生と打ち解けるための貴重な時間となりました。また、アクティビティにはミズーリ州立大学の学生もサポート役として参加していたため、現地の大学生とも交流できるとてもいい機会でした。研修終盤に行われた日本文化祭では、飾り付けや会場の準備や片づけをサポートしました。現地の方と交流する場面では学生たちも中学生の輪に加わり、会話のきっかけを作るなど手助けをしていました。
スプリングフィールド市を離れた後は、テキサス州ワイリー市にあるサンデン株式会社の現地法人サンデン・インターナショナルUSAを訪問しました。工場の見学をはじめ、現地法人スタッフとのランチ交流の場を用意して頂き、現地法人をあげての温かい歓迎に皆感動し、大変貴重な時間を過ごすことが出来ました。(※今回の工場見学等は、サンデン株式会社、伊勢崎市教育委員会、本学がメンバーとなっているグローバル人材育成推進協議会の活動の一環として行われました。)
アメリカ滞在の最終日は、テキサス州ダラス空港の近くに一泊して帰国の途につきましたが、長旅の疲れも見せずに元気よく中学生の移動をサポートしていました。点呼を取る姿も板につき、帰国の移動はとてもスムーズなものでした。日本に到着した後もバス移動時のスーツケースの積み下ろしなど、サポートインターンとしての役割を最後までやり遂げました。全員で無事に伊勢崎市役所へ到着し解散式が行われましたが、解散式後も、2週間一緒に過ごした中学生たちと思い出話や記念写真を撮るなどして、別れを惜しんでいる様子でした。
アメリカでの研修は終了しましたが、9月に行われる研修報告会がこの海外語学研修の集大成となります。サポートインターンの学生たちも、報告会終了まで全力でサポートしていきます。