アジア異文化研修のタイより帰国しました。
2017年9月2日(土)から2017年9月14日(木)まで本学の研修で学生・職員10名がタイに行っておりました。この研修では、現地の大学、群馬の企業様にご協力いただき沢山の経験と思い出ができました。
出発前の半年間で毎週オリエンテーションを行い、タイでの注意点、現地で行うことなどを準備しでから出発しました。この、アジア異文化研修では、海外を経験する、海外で生活する、一人でも海外で行動ができるようにする、異文化体験をすることを目的として行っております。初めての海外の学生でも対応できるように、引率が付きます。
初めの2日間は、タイ国立カセサート大学に訪問させていただき、同年代の学生さんとワークショップを行ったり、授業に参加させて頂いたりしました。ワークショップでは、事前に用意した、英語で折り紙と、ノンバーバルでもできる伝言ゲームの企画も用意し、現地の学生たちと非常に盛り上がりました。タイの学生たちと英語で会話をしながら、談笑している様子が見られました。
また、タイの日本語授業に参加させていただき、実際に、学生たちとグループに分かれて授業を受けましたが、日本語ネイティブな本学の学生たちも、ひっかけ問題に引っかかっていました。
日本語のビジネスメール文章の授業では、本学の学生たちがタイの学生たちと文章の構成を考えて作成していて、お互いが良い刺激になっていて、非常に効果のある学修になっていました。
タイは中進国と言われており、現在も成長し続けています。実際に、街並みを見ると、ビルの建設が多く、建築バブルの雰囲気さえ感じます。その首都バンコクには、沢山の日系企業が進出しており、群馬のグローバル企業である、サンデンホールディングス株式会社様、群馬銀行様も、工場・オフィスを構えており、研修中に訪問させていただきました。そこでは、海外で活躍する群馬の企業の姿を見せていただき、そこで活躍する方々にお話を聞くこともできました。海外でのご苦労もあるかと思いますが、非常にイキイキとお仕事をされている様子を見て、学生たちには「憧れ」の眼差しで、沢山質問をしていました。
研修中の土日は、休息日として、タイの素敵な島に移動し、学生たちはクタクタになるまで海を満喫していました。
研修後半は、「社会的弱者」学修として、JICAバンコク事務局様、シーカアジア財団様を訪問し、経済成長が著しい中、取り残されている人々のお話を聞かせていただき、バンコク最大のスラム街を訪問して、生活の実態を見学してきました。研修前半の、煌びやかな日本と変わらないバンコクを見てからの、スラム街訪問は、学生たちにはショックだったようです。しかし、スラム街を見学させていただいてる時、みなさん、笑顔で挨拶をしてくれ、子供たちも笑顔で対応してくれ、学生たちも感じるものがあったようです。そこのスラム街にある、シーカアジア財団様では、子供たちと交流ができ、タイ舞踊を教えていただきました。学生たちは、子供たちと楽しそうに交流をしていました。
帰りのバスの中では、学生たちは疲れ切った様子で、ホテルに帰りました。
このアジア異文化研修では、学生たちが海外で行動できるように、事前に行きたいコースを学生たちが丸一日プログラムを作成して、行動しました。タクシーで過剰請求されたり、道で声をかけられたり、日本ではないことを経験して、戸惑う学生もいましたが、事前学修を思い出し、学生たちで助け合って、計画通り行動できました。
大変なことも、楽しいことも経験できた研修でした。