ミッショングローバル研修
「1年 情報経営コース学生」
- 序論
私は、春休み期間中に約2週間のミッショングローバル研修に参加した。このレポートでは、研修に参加したうえでの気づきや学びについてまとめる。
- 現地での生活・観光を通して
この章では、研修中の気づきや疑問点・疑問への調査結果について述べる。
- お手洗い
タイで生活することで様々な種類のお手洗いを体験することができた。トイレットペーパーを流さないトイレや、水を手動で入れ流すトイレ、シャワー型の手動ウォシュレット付きトイレ、有料トイレなどがあった。設備が整っている日本のお手洗いを利用している私は、利用方法の知識がないと困ると感じた。また、デパートやホテルがある都市部の地域ほどお手洗いの性能が良かった。一方、郊外にある寺院に設置されているお手洗いは手動やトイレットペーパーがないお手洗いが多かった。このように場所によりお手洗いの性能に違いがあることから都市部と郊外の格差を感じた。
- なぜ寺院は派手なのか
タイで訪れた寺院のデザインは日本にある寺院のデザインと比較すると派手なデザインの寺院が多かった。私は、なぜ派手なデザインの寺院が建設されたのか疑問を持った。そのため、帰国後にタイの寺院について調査した。ウェブサイトのバンコクがより楽しくなる旅行記によると「金色は縁起が良く、ブッタの偉大さのシンボルとして親しまれてきた」「バンコクでは、装飾品やその周辺にも金箔が多用されている」と掲載されていた。また、タイには身体の悪いところに金箔を塗る習慣があることも分かった。これらのことから、タイでは仏教の影響により金色が親しまれており、寺院が派手なデザインであることが分かった。また、現地では1つ1つ手作業で張り付けをしている作業員を目にした。
- ミッション期間を通して
この章では、ミッション期間中から得た学びや身に付いた力について述べる。
- 全く知らない人への声のかけ方 非言語コミュニケーションについて
タマサート大学で行ったインタビューから、「インタビューよろしいですか」などと最初に声をかけ挨拶することが基本であることを学んだ。一見この挨拶をすることは常識のようで感じるが私は実践することができなかった。このように、他言語になるとできないことがあるのだなと実感した。また、タマサート大学の講義室は電子黒板がありデジタル化を実感した。4日間、アンケート調査やインタビューを行い、100人以上ものタイ人の方に声をかけた。タイ人とのコミュニケーションは共通言語がないことが多い、メモを利用してコミュニケーションを取ることや表情で自分自身を伝える場面が多かった。このようなインタビューを通して、表情・声のトーンや大きさなどの非言語コニケーションが重要だと分かった。なぜなら、緊張から表情が硬い時や挨拶の声が小さいときは、断られていることが多いと気づいたからだ。そのため、はっきりとした声と笑顔を心掛けアンケート調査やインタビューを行った。このような、アンケート調査やインタビューを重ねることで、後半には1時間に20人ほどのインタビューを行えるようになった。以上のことから、非言語コミュニケーションを身に着けることができたと実感した。
また、アンケート調査やインタビューに答えていただけそうな方に声をかけることを意識することで効率的にアンケート調査やインタビューを行うことができた。今回の研修では、コロナウイルスの流行が話題になっていたため、日本人との関わりを避けたいと考えるであろうマスクをしている人や忙しそうなビジネスマン、歩いている人には断られる可能性が高いことを考慮した。
- マインド
ミッション期間中から、落ち着いて考える時間の大切さを学んだ。なぜなら、1日目のミッションでは、食事が合わないことやミッションをこなせるかわからない不安が押し寄せ焦ることで、考えていたことを忘れ100%の力を出すことができなかったからだ。この経験から、焦っている際は、行動しなくてはという気持ちにはなるが、効率が下がってしまうため、冷静な気持ちを取り戻したほうが効率的に仕事へ取り組むことができると気づいた。他にも、思いついたことはメモに残すことで、焦ったときに思い出せるようにすることも大切だと気づいた。また、自分の気持ちは自分でどうにかすることは難しいと考えていたが、ポジティブな気持ちになれるように心掛けることで、気持ちをどんどん変えられることを発見した。ミッションをこなすごとに気持ちを作ることが自然に行えるようになったと感じたため、練習することでより早く気持ちの切り替えを行うことができるようになると考えられる。
- プレゼンテーションをするうえで大切なこと
ミッション期間中は、プレゼンテーションを行う機会が多く、伝え方を学ぶことができた。指導してくださる方々から、話す順序は、基本的には提案(結論)→根拠の順で話すことが良いこと・実際の様子が分かる写真を利用すること・イメージ図を入れること・声の大きさやトーンを工夫することや人によって向いた話し方、話す場面があること・発表の際の言葉選びは現在進行形を使用することを学んだ。また、伝える相手によって発表の工夫をしなければならないことや他のグループの発表から言葉だけでなく文字や図を多く取り入れることで伝えることで伝わりやすいことを学んだ。
- マーケティングの視点から学んだこと
私は、初め珍しいユニークな提案をすることを重要視していた。しかし、実際に実現できる提案なのかを考慮することが大切だということを学んだ。特に、利益やコストについて考えることの重要性を学んだ。○○したら無料・値下げなどのディスカウントする提案よりも付加価値を付ける提案することは難しいが評価が高く採用されやすいことが分かった。また、プレゼンテーションを聞いてくださった方にリスクがあることを指摘して頂いたことからリスクへの対策を用意しておくことも大切であることを学んだ。
参考文献 バンコクがより楽しくなる旅行記 最終閲覧日:3月1日